防水工事を行う上で、何より大切な工程ともいえるのが「下地の補修」です。
どんなに丁寧に施工をしていても、この作業でしっかりとした土台をつくっていなければ意味がありません。
また工事後、一般的な長尺シート貼りなど、お客様の業種や業態、特徴に合せ、多種多様な装飾をご用意しております。
「撤去⇒修繕⇒防水工事⇒装飾(長尺シート貼りなど)」までしっかり施工できるのが当社の強みです。
■下地補修の概要とその重要性
下地補修とは、塗装工事や防水工事を行う前に、建物にできたヒビ割れや欠け、浮き、鉄筋の爆裂などを補修する作業です。
こうした欠陥部が残ったままの状態だと、塗装や防水を施しても、うまく仕上がりません。
下地は直接目にとまる部分ではありませんが、丁寧な下地補修が塗装や防水の仕上がりを決めるともいえます。
見た目の美しさだけでなく、建物の寿命を延ばすためにも、下地補修は重要です。
■代表的な外壁・下地の劣化
建物によくみられる劣化の種類には、次のようなものがあります。
これらは放っておくと躯体そのものを劣化させてしまうので、早めに補修することが大切です。
・クラック… コンクリートやモルタルは、乾燥する過程で収縮します。収縮や地震のゆれなどによって、建物にはクラック(ヒビ割れ)が起こります。クラックから雨水が侵入すると、内部が腐食して膨張し、コンクリートやモルタルが欠けたり鉄筋の爆裂が起こったりする原因となります。
・モルタル浮き… 大きな建物を建てる過程では、薄くモルタルを塗って調整します。しかし、このモルタルには部分的な浮きが発生します。バルコニーや階段の踊り場、解放廊下などにもモルタルが塗ってあり、経年劣化すると浮きが生じます。
・欠損… コンクリートやモルタルが欠けることです。ヒビ割れや鉄筋の爆裂にともなって欠けることがあるほか、地震のゆれや、温度による収縮率が鉄とコンクリートで異なるため、寒暖の差によっても起こります。
■補修箇所
下地の補修は外壁のコンクリート下地や、塗装面、タイル面、サイディングなどに施します。
いずれも仕上げをするとわからなくなる目立たない部分ですが、建物の内部に雨水などが浸入するのを防ぎ、躯体を守る上で非常に大切です。
■装飾(長尺シート)とは?
摩耗に強く、店舗や公共施設など人がよく歩く場所に使用されているシート状床材です。消毒薬や薬品を使う場所に適した耐薬性があるもの、転倒時の衝撃を吸収するクッション性があるものなど、機能性に富んだ商品もあります。
■装飾(長尺シート)のメリット・デメリット
【メリット】
○各種防水層の上に2mm厚の防滑シートを貼ることにより、滑りにくい床面を造ることができる。
○防水層の保護
○非歩行の防水仕様でも、歩行が可能
○色、模様などデザインが豊富
○砂埃や、歩行時の汚れを軽減
○藻や苔が発生しにくい
○お掃除等メンテナンスが簡単
【デメリット】
○材料が高価
○次回防水改修工事の際には、必ず撤去が必要
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